乳もみ師の仕事内容と乳もみ師になる方法

乳もみ師のこれから

 

 

乳もみ師の実際の舞台は現在、中国ということになりますが、前項に続いて「催乳師」になった王小燕さんは、取材に答えています。

 

乳汁の分泌が少ない産婦は、盲目的に言い伝えを信じます。雌鳥のスープなどは典型で、このスープには確かにエストロゲンが豊富に含まれ、実は分泌には逆に抑制がかかってしまうのです。

 

理論的に95%の産婦は、正常に乳汁を産生できるはずですが、普段の生活習慣、情緒不安定から問題が生じたりしますし、乳腺の詰まりもあります。これはマッサージ(乳もみ)で回復できます。このように具体的に役に立つそうです。

 

ただし、本人は何より恥ずかしいですし、施術料も結構高く設定されているので、仕事の量としてはまだまだ不足気味のようです。それでも、既に北京、上海などの大都市では「催乳師」は認知されており、名の知られた催乳師になると相当な収入を得る場合もあるそうです。

 

市労働社会保障局職業技術訓練センターの主任は「現在はまだ過渡期にあるのだと思います。その将来性は計り知れません。ただ、国家資格になるにはまだまだ時間がかかるでしょう」と述べています。

 

ある中国の家政婦派遣会社では現在3人の催乳師が在籍しているそうで、料金は1日500元(約6000円)です。現状ではまだ需要が小さく、催乳師を育成する専門機構も限られています。この「乳もみ師」という職業がどのように発展していくのかは未知数です。日本ではどうでしょうか?おそらく、産婦人科がその役をこなすのでしょうね。